ボーダー理論だけでは勝てない理由を元パチプロが徹底解説【パチンコ】
パチンコ勝率分析、シミュレーションのたぬぎつねと申します。
パチンコで遊ぶときにある程度はボーダーを意識して遊ぶことが昔と比べて一般的になってきていると思います。
優良店であればメイン機種の釘調整はボーダーラインの近くで回るように調整してくれているホールも存在しています。
しかし実際にはボーダーを超えているのに期待値から大きく下ブレている、またはボーダー付近で遊んでいるのに期待値以上に負けているという経験をしたことがある方は多くいらっしゃると思います。
単純に「下ブレただけ」「運が悪かった」という言葉だけで済ますことが本当にできるのでしょうか。
このような経験をしていてボーダー理論を信じることができない方に向けて、ネット上では注目されていない観点から解説をしていきたいと思います。
当サイトは普段、機種別に勝率を算出してそれを完全無料で公開しているサイトです。
このような情報を公開しているサイトだからこそ解説できることがありますので、是非興味のある方はこのまま最後までご覧いただけると幸いです。
目次
そもそもボーダーラインとは
ボーダーラインとは簡単に説明すると、その台での理論上の損益分岐点になります。
例えばボーダーラインが20/1kだとすると千円で20回転通常時を回せている場合には理論上収支は+-0ということになります。
これを下回れば収支はマイナス、上回れば収支はプラスになるというものになります。
当然この理論に間違いはなく、実際に収支はそのように推移していきます。
しかし当記事を見に来た方はこの理論に疑問を抱いていると思います。
そしてその疑問は正しい疑問であるといえます。
ボーダー理論で遊技する際に抑えておくべきこと
ボーダー理論で遊技する上で抑えておくべきことがあります。
それは、「1Rトータル確率」「1Rあたりの出玉」「持ち玉比率」「交換率」「通常回転数」これら全ての数値に間違いがないということが前提に初めてボーダーラインが算出されて、確実な期待値が算出できます。
ここが間違っていると、そもそもボーダー理論で立ち回れていないということになりますので、必然的に理論値と実践値は全く違った結果になります。
ここまでの事はボーダー理論で勝てない理由を解説しているサイトのほとんどが触れていることだと思います。
しかし元パチプロの私が本当に解説したいことは前提条件が間違っているということではありません。
実際にはすべての前提条件に間違いが無くても期待値に収支が全く追いつかないといったことは起こり得ます。
この記事ではそちらについて徹底解説していきます。
期待値理論は収支のブレやすさを一切考慮していない
ボーダー理論で稼働するということは期待値稼働をするということと同義です。
全く違うゲームフローの機種がAとBの2機種あったとして、両機種とも同条件で期待値が1万円あるとします。
100回稼働すれば理論上100万円勝てることになります。
両機種の出玉性能は機種Aの勝率は80%、機種Bの勝率が40%の出玉性能だと仮定します。
| 項目 | 機種A | 機種B |
| 期待値(100回稼働) | 100万円 | 100万円 |
| 勝率 | 80% | 40% |
| 平均勝ち額 | 18,750円 | 77,500円 |
| 平均負け額 | 25,000円 | 35,000円 |
| 勝ち数 | 80回 | 40回 |
| 負け数 | 20回 | 60回 |
| 勝ち額合計 | 150万円 | 310万円 |
| 負け額合計 | 50万円 | 210万円 |
機種Aと機種Bで比較をしてみると同じ期待値でも機種Aでは50万円のリスク、機種Bでは210万円のリスクがあります。
バランスよく勝ち負けが続けばいいですか、極論60回連続で負けてしまった場合の事を想定すると210万円用意していないと期待値があっても稼働を続けることができないといったことになります。
このように期待値が同じ100万円でもゲームフローが大きく違えばここまでの差がでます。
また、あくまでも勝率は超長期的に見た場合の勝率であり短期的に見た場合機種Aでも勝利が50%などに下ブレてしまう可能性もあります。
これについては後の項目で触れていきたいと思います。
続いては実際に実機で比較をしてみます。
荒いと言われている機種の牙狼12を例に期待値を算出してみます。
| 前提条件 | |
| 交換率 | 等価交換 |
| 通常時回転数 | 2,200回転 |
| 千円ベース | 18.9/1k |
| ボーダーライン | 16.9/1k |
この前提条件の場合、期待値は11,313円になります。
次に安定スペックと言われている海物語シリーズの大海5を例に期待値を算出してみます。
| 前提条件 | |
| 交換率 | 等価交換 |
| 通常時回転数 | 2,200回転 |
| 千円ベース | 18.5/1k |
| ボーダーライン | 16.5/1k |
上記前提条件時、大海5の期待値は14,414円ということになります。
両機種ともボーダーラインから2回転プラスで算出しています。
期待値も概ね近似値を示していますが、ゲームフローは両機種で比較した場合全く違いますよね。
これが期待値だけに着目した時の落とし穴です。
では次に当サイトが独自に算出した両機種の勝率をご覧ください。
算出条件については下記機種名をクリックしてください。
| ボーダー+2回転時の勝率 | |
| e牙狼12黄金騎士極限 | 45.54% |
| P大海物語5 | 54.03% |
このように同じボーダー+2回転でも約10%ほど勝率に差が生じています。
また、牙狼12の勝率が50%を超えてくるのが千円ベース21~22回転なのに対して大海5は17~18回転の間となっています。
同じ勝率を目指す場合にかかる投資額も全く変わってきます。
この遊技台の勝率がボーダー以上回っているのに勝てない、期待値に全く収支が追いつかないといった事象の要因の一つです。
私の個人的な経験でもありますが、実際にパチプロとして稼働をしていた時代に日当2万円以上を基準としてほぼ毎日稼働をしていましたが、10回連続で大きく負けるといったような経験も割としています。
また、仮想的に遊技台を再現して勝率を算出している際にシミュレート上ではありますが、5~6回連続で大きな負けをしているケースも多く観測しています。
ボーダー以上回るからといって無作為に遊技をしていると大きく損をする可能性があることを考慮して遊技することを強くおすすめします。
機種の安定性を知る方法
前項目では期待値が収支のブレを考慮していないことについて触れましたが、この項目では機種ごとの収支の安定性について触れていきます。
機種の安定性を図る方法ですが、机上で計算するのは非常に困難であるといえるでしょう。
単純に大当たりフラグが一つで確変や時短といった電サポも何もなければ簡単に算出できると思いますが、現在の遊技台はSTや時短、ラッキートリガーなど複雑な構造をしています。
そのためパチンコ店で勤務している友人も嘆いていましたが、最近の台は荒すぎてマイナス調整をしても出すぎるし、プラス調整にしても逆に利益を取れてしまうということが日常茶飯事の様です。
パチプロをやっていた当時の私も年々荒くなっていくスペックに限界を感じていました。
超長期的に稼働すれば理論上の勝率に結果は近づいていきますが、短期的に見たときに収支がブレやすいのか安定しやすいのかって誰にもわかりませんよね?
そこで遊技台の出玉性能を図るため遊技台を再現して通常時1.5億回転シミュレートを行い異常値が無いことを確認したうえで、直感的に荒さが分かりやすいように出玉分布、収支分布のグラフを作成して公開しています。
→こちらでお求めの機種を探せます!!(グラフ画像は更新中なので投稿日が古い記事については更新をお待ちください)
紹介としていくつかの機種のグラフをここに掲載します。(各機種5,000件シミュレート)
PAスーパー海物語 IN 沖縄5 with アイマリン
出玉分布

収支分布

5人に30日間稼働させた場合の収支

5人の収支を合算した収支と期待値の比較

エヴァ15
出玉分布

収支分布

5人に30日間稼働させた場合の収支

5人の収支を合算した収支と期待値の比較

出玉分布、収支分布の見方はグラフの山形が尖っていれば尖っているほど安定性が高く、平らであればあるほど荒いということを示しています。
尖りが強い機種で遊技すれば期待値に忠実な収支、平らであれば期待値に近づくのに試行回数が大量に必要になるといえます。
まとめ
今回はボーダー理論で勝てない理由をあまり語られていない側面から解説してみました。
基本的には期待値理論で稼働をするのは間違っていませんが、一般的に遊技できるレベルの稼働量では上振れも下振れも起こる可能性が非常に高いのがパチンコです。
特に最近の遊技台は非常に荒いスペックが多いためボーダーを意識しているのに勝てなくて不満を抱くシーンも多くあると思います。
健全に楽しくパチンコと付き合っていけることを支援することを目的に当サイトは運営しておりますので、是非興味があれば各機種の勝率もご覧いただけると幸いです!!
文章を述べるタイプの記事を書くのはあまり慣れていない為見づらい点が多々あると思いますが、最後までご覧いただきありがとうございます。
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